BBソフトサービス主催「Office 365プライベートセミナー」
レポート!

BBソフトサービス主催「Office 365プライベートセミナー」レポート!

2015年11月18日に日本マイクロソフト品川本社にて、BBソフトサービス社主催セミナー「Office 365プライベートセミナー」が行われました。この日のセミナーは3つのセクションに分かれており、セクション1では、日本マイクロソフト社のSMB営業統括本部クラウドセールスマネージャーの織田開智氏から「Office 365の概要(セクション1-1)」と「Office 365のクラウド連携(セクション1-2)」について説明があり、セクション2では、トレンドマイクロ社のエンタープライズマーケティング課の吉田睦氏から「Office 365のセキュリティ」についての説明がありました。このレポートでは両セクションの要点をまとめてお伝えさせていただきます。また、セクション3で行われた日本マイクロソフト品川本社のオフィスツアーのもようも、文字情報のみとなりますがお届けさせていただきます。

セクション1-1:Office 365の概要

ワークスタイル変革のために最適なツール「Office 365」

セクション1では、まず時代の変化とその変化に対応するために求められるワークスタイルの変革について説明がありました。 「日本は少子高齢化により、どんどん労働力が減少しています。この状況に対応するために、いまテレワーク(時間や場所を選ばず働ける形態)が求められていて、Office 365はそのテレワークを実現するのに最適なツールです」

少子高齢化に対応するためには、女性や高齢者、または地方の労働者を活用する必要があると言われています。しかし、そのためにはさまざまな課題を解決しなければなりません。たとえば、子どもがいる女性は育児休暇を取りますし、高齢者にとって移動は身体的に負担が大きく、地方在住の方は首都圏内で働く場合は移動に多くの時間を取られてしまいます。

Office 365は従来のオンプレミス型ではなくクラウド型なので、インターネットにつながる環境であれば、Android、iPad、Mac、Surface、iPhone、Windows Phone などあらゆるデバイスでOfficeを利用できます(iOS、Androidはバージョンによって利用できないケースもあります)。そのため、育児休暇中の女性や男性、高齢者、地方在住の方も自宅で仕事ができるようになるのです。

また、「テレワークを実現することで、出張や訪問の移動時間などを削減することができ、一人ひとりの労働生産性が向上し、プライベートの時間を増やすことができるのではないでしょうか」と織田氏が言うように、Office 365の導入はワーク・ライフ・バランスを推進することにもつながります。交通機関が止まっても問題なく自宅で仕事ができるので、災害対策としても有効です。

Office 365の機能とそのほかのオンラインサービスについて

ワークスタイルの変革に続いて、Office 365の機能や、日本マイクロソフト社が提供するそのほかのオンラインサービスについて詳しい説明がありました。「Office 365はひとつのライセンスで、WindowsでもMacでもOfficeを使用可能です。また、常に最新のOfficeがクラウドから提供され、1 ユーザーにつき5 台のPC、5 台のタブレット、5 台のスマートフォンでOfficeを利用できます」

Office 365とあわせて利用できるオンラインサービスも実に多彩です(プランによっては利用できないサービスもあり)。「Office 365とあわせて利用できるオンラインサービスにはさまざまなものがあります。オンラインストレージ『OneDrive』、オンラインストレージを兼ね備えたグループウェア『SharePoint Online』、ビデオ通話やオンライン会議が可能なコミュニケーションプラットフォーム『Skype for Business』、メールをはじめ予定表や連絡先などを一元管理できる『Exchange Online』、社内SNS『Yammer』などです」

セクション1-2:Office 365のクラウド連携

Office 365の活用事例とデモンストレーション

セクション1-2では、Office 365とそのほかのオンラインサービスの使用事例についての説明がありました。「日本マイクロソフトでも、社内でのコミュニケーションを活発化させる目的としてYammarを使用しております。Yammarでは画像の投稿もできるため、その場の雰囲気をよりリアルに感じることができるのも特徴のひとつです。また、他社では新入社員同士のコミュニケーションの活発化のためにYammerを活用しているケースもあります」

使用事例の紹介が終わった後は、Skype for Businessを利用した社内ミーティングのデモンストレーションが行われました。デモンストレーションは上司からの怒りのメールにびっくりしてほかのメンバーに相談するといったよくあるシチュエーションで、多くの参加者が時にうなずき、時に笑いながら聞いていて、みなさんセミナーならではのひと時を楽しんでいる様子でした。

セクション2:Office 365のセキュリティ

標的型メール攻撃・情報漏えいにも対応したセキュリティサービス

セクション2のテーマはOffice 365のセキュリティ対策です。「サイバー攻撃は巧妙化していて、最近は『標的型メール攻撃』が横行しています。標的型メール攻撃とは、不特定多数向けの攻撃メールではなく、特定の組織や個人の行動パターンに合わせた攻撃メールのことです。攻撃メールに添付するファイルの名称をメールの受け手が関わっているプロジェクト名にしたり、拡張子を偽装したりといった複雑かつ巧妙なもので、従来のセキュリティソフトでは対応できなくなっています」

そういった状況に合わせて、トレンドマイクロ社は、クラウド型サンドボックスによる高度な検知力、社内機密情報の外部流出を止める高度な情報漏えい対策を包含したOffice 365向け総合セキュリティサービス「Trend Micro Cloud App Security」をリリース。このセクションではその機能について詳しい説明がされました。「たとえば、OneDrive for Businessなどにマイナンバーなどの個人情報が保存された場合、APIとの連携により管理者と利用者に連絡がいくようになっています」

「Trend Micro Cloud App Security」がOffice 365とAPIの連携によるSaaS型製品ということで、導入も手軽ということもあり、実際にセミナーに参加された多くの方に興味を持っていただいたようです。

セクション3:日本マイクロソフト品川本社オフィスツアー

最後は日本マイクロソフト本社のオフィスツアー。全社員の60パーセントが、フリーアドレス(固定の座席を持たない)というだけあって、社内のあらゆる場所に複数人が自由に座れるデスクやモニタ付きのボックスシートといったワークスペースが設けられ、各社員が思い思いに働いていました。社員食堂「One Microsoft Cafe」で仕事をする方も多く、ノートPCにヘッドセットを接続し、Skype for Businessを利用してミーティングをしている方も見受けられました。コンシューマービジネス向けに作られたフロアはポップなデザインで、Xboxを楽しめるスペースがあるなど遊び心あふれる作りになっており、歩いているだけで楽しい気分に。まさにセクション1-1で説明のあったテレワークを体現したオフィスとなっており、多くの参加者が目をキラキラさせながらツアーを楽しまれている様子でした。

アンケート調査も実施!

セミナーの参加者にアンケート調査を実施。セミナーを受けてOffice 365の導入を考えた方も多く、満足度が高いセミナーとなったことが伝わる結果となりました。

Q1セミナーの内容について5段階評価
セクション1-1:
Office 365の概要について
大変参考になった73%、参考になった18%、未回答9%
セクション1-2:
Office 365のクラウド連携について
大変参考になった82%、参考になった9%、未回答9%
セクション2:
Office 365のセキュリティについて
大変参考になった91%、未回答9%
Q2導入について(複数項目回答)
自社での導入を検討5社、使いたいと思う4社、営業担当に相談したい1社、見積希望1社、お客様への提案を検討1社
Q3すでにOffice 365導入で利用されているサービスについて
未導入55%、未回答27%、OfficeOnline9%、Skype for Business Online9%
Q4Office 365に付随して導入ずみの追加セキュリティ製品について
追加導入なし73%、未回答27%
  • レポートに記載されている仕様は「法人向けのOffice 365」のものになります
  • 本レポートに記載されているOffice 365の製品情報は2015年11月の内容となります。今後のアップデートにより内容が変わる場合がございますので予めご了承ください