PowerPoint資料を見栄え良く!デザインTIPS紹介

Microsoft Power Pointを使ってデザインしてみました!
※講座内ではMicrosoft Power Point 2010を使用しておりますが、Microsoft Power Point 2016にもご利用頂けます!

Microsoft Power Point 2010を使ってデザインしてみました! 使える!デザインテンプレート講座
第5回 頂点の編集で怖いものなし!カスタム図形編 違いの分かる矢印を作る!の巻き

基本図形から頂点の編集

早いもので第5回目のこのデザイン講座、今回は基本図形の矢印では何か足りない!と感じている方に是非!な内容です。
今回の講座は基本図形の右向き矢印を「頂点の編集」を駆使し、右上がりな矢印へと変身させるカスタム図形編です!

それでは実際にどのような操作をしているか見てゆきましょう。
サンプルはこちらよりダウンロードできます。

まずは基本図形の矢印を描きます。おなじみの図形ツールから「右矢印」図形ツールを選んで描画します。

「ホーム」→図形描画か「挿入」→図形から、「右矢印」を選択します。

適当な大きさの矢印を描画しましょう!
サンプルではカーブしつつ右上がりな矢印を作るため、作った基本図形の矢印を右斜め上を向くように回転させます。
矢印を選択すると緑の○がついたハンドルが現れます。カーソルを合わせると回転マークが見えるので、マウスを回転させたい方向へと動かします。

ここから頂点の編集が大活躍します。矢印を右クリックし、メニューから「頂点の編集」を選択します。

まずは、矢印の右下の点を削除してみましょう!右クリックして「頂点の削除」を選びます。

無事に削除されると、右図の下の矢印のように四角だった矢印の底辺が鋭い三角形のような形になります。 頂点を1つ削除しただけでも、基本図形には無い形になります!

PowerPoint 2010豆知識

曲線の編集

次はカーブをつけてよりダイナミックなカスタム図形にしてゆきます。
矢印の底辺のポイント「1」をクリックすると、白い□のついたハンドルが現れます、このハンドルを動かすことにより、カーブを調整できます。右図では、右側に膨らむカーブを表現するために、白い□のついたハンドルを右下側に引っ張っています。
矢印すぐ下に制御中のカーブが点線で表示されています、この点線の形を見ながら、ハンドルを調整します。

矢印底辺のハンドルだけを動かしても頂点「2」に近い曲線が凹んでいます。この凹みを直すために頂点「2」側のハンドルを斜め下方向におろします。弧を描いたようなカーブができあがります。

次は頂点「1」から出ている赤枠で囲ったハンドルを右側に倒すように調整します。点線の曲線を見ると「1」と「2」をつなぐ曲線と同じようにゆったりしたカーブができるように調整します。

頂点「2」側のハンドルを調整したように、頂点「6」側の赤枠で囲ったハンドルの位置を調整します。変に膨らむことなく、孤を描く形になりました。

三角形部分の位置調整

この時点でもカスタム感溢れる矢印ができていますが、よく見ると矢印がうなだれているように見えてしまっています。
これを調整するために頂点「4」の位置を調整しましょう。
右図のように頂点「4」を上に移動させ、右上方向に伸びてゆく矢印の形に整えます。

頂点「4」を調整し、右上に伸びてゆく矢印の形にはなりましたが、矢印の三角部分の角度がついているので、これをやや正面に向けるために頂点「2」「3」「5」「6」を調整してゆきます。
下準備として、頂点「2」を内側によせています。

次に赤枠でくくった頂点「3」の位置を現在の角度より浅くなるように右上方面に調整します。
点線のラインで形を確認しつつ調整してください。

次は反対側の頂点「5」を調整します。
頂点「2」-「3」のラインにつながるように頂点「5」の位置を調整します。場合によっては頂点「6」の位置も微調整します。
三角形部分がやや正面を向いた感じになります。

太さを調整する

次は頂点「2」と頂点「6」を調整し、三角形部分から伸びるカーブの部分の太さを出します。
頂点「2」を頂点「3」側にスライドさせるように移動させます。これでちょっとカーブ部分の太さが出ました。

次に頂点「6」も同様に頂点「5」側にスライドさせて、カーブ部分の太さを出します。

幅を増やして微妙にまた曲がってしまったカーブ部分の調整をします。頂点「1」側から出る赤枠でくくったハンドルを上方向に調整します。自然なカーブを描くように納得ゆくまで調整します!

次は反対側の頂点「1」と「2」をつなぐカーブの調整をします。赤枠で囲われた下側のハンドルを調整します。
右図では頂点「1」側がより尖る感じに位置を調整しています、これは下から右あがりに上っている感を出すためです。
今回の矢印はこれで完成です!
納得のゆく形はできましたでしょうか?
「頂点の編集」は基本図形をカスタムするにはうってつけの便利な機能です!ハンドルの向き等クセはありますが、何度も調整していると思うように操作できるようになってきます。

ダウンロードはこちら

他の色やパターンで作ったサンプルは
こちらからダウンロードできます!
参考にして色々デザインしてみてください!

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