PowerPoint資料を見栄え良く!デザインTIPS紹介

Microsoft Power Pointを使ってデザインしてみました!
※講座内ではMicrosoft Power Point 2010を使用しておりますが、Microsoft Power Point 2016にもご利用頂けます!

Microsoft Power Point 2010を使ってデザインしてみました! 使える!デザインテンプレート講座
第4回 グラデーション上級編 グラデーションでここまでテカテカ!の巻き

塗りつぶし:ハートのベースグラデーションを設定

グラデーション上級編!では色々なグラデーションを組み合わせることで、より高い質感を表現する方法をご紹介!
左図のハートは何個のパーツでできているでしょう?答えは下の図を参照!

サンプルはこちらよりダウンロードできます。

まずはベースのハート型を描きます。おなじみの図形ツールからハート図形ツールを選んで描画します。

「ホーム」→図形描画か「挿入」→図形から、「ハート」を選択します。

Shiftキーを押しながら適当な大きさのハートを描きます。デフォルトのハートは細長なのでお好みで横に伸ばします。

満足ゆく形のハートを描けましたか?描けたら色の設定をしてゆきます。図形を右クリックし「図形の書式設定をクリック」


今回はグラデーション上級編!てことで分岐点も4つ!大変ですが、1つずつ分岐点を設定してゆきましょう。「塗りつぶし」の「塗りつぶし(グラデーション)(G)」を選択します。

Step1: 分岐点を4つにする。
分岐点の削除ボタンや追加ボタンでまずは4つ分岐点をつくります。

Step2: 1、2、3、4の分岐点の位置を設定する。
「1」位置0%
「2」位置36%
「3」位置90%
「4」位置100%

Step3: 1、2、3、4の分岐点の色を設定する。
「1」の分岐点を選び、「色(バケツ)」ボタンをクリックし、「その他の色」をクリック、でてきた色の設定プロパティの「ユーザー設定」タブを選びます。
赤(R):225、緑(G):31、青(B):31に設定します。
同じく「2」〜「4」までの分岐点も色の設定をします。
「2」赤(R):230、緑(G):126、青(B):133
「3」赤(R):225、緑(G):255、青(B):255
「4」赤(R):242、緑(G):68、青(B):97
これでベースとなるハートの塗りの設定は完了です。

光彩とぼかしの設定

左図のようなハートの線を作成します。このパーツは立体的にみせる厚みと、線の効果で締りを表現するために作成します。

それでは最初に作ったハートをコピー&ペーストしてください。コピーしたハートを右クリックし、「図形の書式設定」を選びます。「塗りつぶし」の設定は「塗りつぶしなし(N)」に設定してください。
次に、左の項目「線の色」の項目をクリックします。
右側のセクションの「線の色」の「線(グラデーション)」を選択します。

今度の分岐点は3つ!こちらもハートと同じ要領で設定してゆきます。

Step1: 分岐点を3つにする。
分岐点の削除ボタンや追加ボタンでまずは3つ分岐点をつくります。

Step2: 1、2、3の分岐点の位置を設定する。
「1」位置0%
「2」位置84%
「3」位置100%

Step3: 1、2、3の分岐点の色を設定する。
「1」の分岐点を選び、「色(バケツ)」ボタンをクリックし、「その他の色」をクリック、でてきた色の設定プロパティの「ユーザー設定」タブを選びます。
赤(R):230、緑(G):126、青(B):133に設定します。
同じく「2」〜「4」までの分岐点も色の設定をします。
「2」赤(R):246、緑(G):122、青(B):143
「3」赤(R):253、緑(G):234、青(B):219

線の塗りの設定が終わったら、次は「光彩とぼかし」の設定です!左図のように線のまわりに光彩をつけましょう。

おなじみの「図形の書式設定」を開き、左の項目の「光彩とぼかし」を選びます。「光彩」の「色(バケツ)」ボタンをクリックし、「その他の色」をクリック、でてきた色の設定プロパティの「ユーザー設定」タブを選びます。
赤(R):253、緑(G):234、青(B):219に設定します。
「サイズ(S)」:6pt、「透過性(T)」:49%にそれぞれ数値を設定します。

「線の塗り」と「光彩とぼかし」の設定を終えたら、先に作ってあったベースのハートに重ねてみましょう。
ぴったり重なりあうように位置を調整します。
この線を上に重ねることで、ハートの内側の際に光彩で厚みを、線でエッジをしっかりと出し質感が高まりました!

透明感をプラスアルファ

次はハートのなかにさらに左図のようなハートを半分塗りつぶしたグラデーションを重ねます。

また一番最初に作ったハートの形をコピーペーストします。今度の分岐点も3つ!こちらも同じ要領で設定してゆきます。
右クリックして「図形の書式設定」→「塗りつぶし」→「塗りつぶし(グラデーション)(G)」を選びます。

Step1: 分岐点を3つにする。
分岐点の削除ボタンや追加ボタンで3つ分岐点をつくります。

Step2: 1、2、3の分岐点の位置を設定する。
「1」位置45%
「2」位置77%
「3」位置100%

Step3: 1、2、3の分岐点の色を設定する。
「1」の分岐点を選び、「色(バケツ)」ボタンをクリックし、「その他の色」をクリック、でてきた色の設定プロパティの「ユーザー設定」タブを選びます。
赤(R):255、緑(G):255、青(B):255に設定します。
同じく「2」〜「3」までの分岐点も色の設定をします。
「2」赤(R):255、緑(G):255、青(B):255
「3」赤(R):227、緑(G):108、青(B):116

Step4: 1、2、3の分岐点の透過性を設定する。
「1」の分岐点のみ「透過性」の設定を100%に
「2」「3」の分岐点の「透過性」の設定は0%にします。

「1」の透過性を100%にしたことでハートの上が透けた半分のグラデーションハートが完成しました。先にできあがっているハートと線の上にさらに重ねます。
この時、整列機能でぴったり同じ位置にあわせるよりも、右図のように、下側に若干隙間ができるぐらいの位置に配置します。そうすることにより、下側に白い隙間ができて下から光があたったような効果が出ます!

ハイライトを設定する。


こちらは前回の復習にもなります!ハイライトを入れて仕上げます。
おなじみ!図形ツールで、「円/楕円」を選び、適当な大きさの楕円を描きます。

楕円を右クリックし、「図形の書式設定」を選びます。
「塗りつぶし(グラデーション)」を選び、
標準スタイルはそのまま、
種類:「線系」
方向:「下方向」
角度:「90°」に設定します。
次にグラデーションの右端の分岐点を選び、
「色」は白に、
「明るさ」:0%
「透過性」:100%に設定します。

次にグラデーションの左端の分岐点を選び、
「色」は白に、
「明るさ」:100%
「透過性」:10%に設定します。

ハイライトの楕円をコピーして反対側にも置いてあげましょう。これで完成です!複雑にみえてもグラデーションの設定の繰り返しですので、色々と重ねてみたりずらしてみたり、オリジナルな表現を見つけてみてくださいね!

PowerPoint 2010豆知識

他の色やパターンで作ったサンプルは
こちらからダウンロードできます!
参考にして色々デザインしてみてください!

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